【2020年6月】箱根本箱に泊まってみたくて

さて、ようやく少しづつですが旅行に行けそうな感じになってきたかなと思い。
まずは近くから行ってみようと思ったわけです。

私は神奈川県に住んでいますので、近場といえばやはり箱根。

箱根でいつか行ってみたい場所がありました。
それが『箱根本箱』というブックホテルです。

読書家ってわけではないのですが、本屋など本に囲まれる空間が好きな私はここにはいつか泊まってみたいと思っていました。
ちなみに、この文章は六本木にある本屋『文喫』で書いております。
こちらもオススメなので機会があればぜひ。

さて、思い立ったら吉日、さっそく予約をしたのですが、他に面白いものが箱根にはないかと探してみました。
そうすると、『岡田美術館』という場所にたどり着いたので。
ここでは春画が展示されていると聞き、それまもう行くしかありません。
なかなか春画をちゃんと見れる機会がなかったので。

ちょうど行った時には
『北斎の肉筆画―版画・春画の名作とともに―』
という企画展をやっており、とても見応えありました。

箱根には何度かいっていますが、やはり芸術・文化に触れる機会が多い、いい場所だと思います。

さて、箱根本箱ですが、到着し自動ドアが開くと、この空間が現れます。
すごくいいでしょ?
本のチョイスやソファもすごく素敵なんですよ。

部屋に入ると、それぞれの部屋には各界の著名人が選んだ選書が置かれています。
私の部屋は女優の二階堂ふみさんが選んだ本が。
なかなか個性的でこれまた楽しい。

部屋には露天風呂が備わり、本を読んだりお風呂に使ったり、のんびりできる空間です。

また、2階へは回廊のような階段を上がって行けますが、これもまた本のセレクションが素敵で。
2階はのみ珈琲が無料で飲める場所があるので、そこで寛いで本をゆっくり読んでいました。

また、回廊の途中にはこうやってすっぽりはまる小部屋もあって、そこで本に埋もれて読書なんてことも。

そして夕食ですが、今はこのご時世もあり、コースではなく重箱でした。
しかし、めちゃくちゃ美味しくて、すごくボリュームあるんですよ。
スタッフの方も、いつもより量が逆に多くなってるかも、と言っていました(笑)

それとこれ、オレンジのワインなんですよ。
これはけっこう気に入りました。
どこで手に入るか探してみたいなと。

そうそう、ホテルには大浴場があるんですが、部屋のお風呂で満足しないで向かうことをお勧めします。
なぜなら、その道中にも素敵な本が並んでる場所があるからです。
こういうところも見逃しちゃだめですよね。

こうしてあっという間に1日が過ぎていくのです。
1泊ではほんと足りないとか思っちゃいました。

とてもいい空間なので、機会があればまた行ってみたいと思える場所です。